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日本テニス協会認定資格 テニピンリーダー公式テキスト

公益財団法人 日本テニス協会/監修、今井 茂樹/著


読者対象:幼稚園教員・保育士・小学校教員・中学校教員・高等学校教員

出版年月:

ページ数:104

松岡修造さん、伊達公子さん推薦!

本書の概要

平成29年に改訂された『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 体育編』において新たに例示された「テニス型ゲーム」。本書では、日本テニス協会が新たに創設した認定資格「テニピンリーダー」の公式テキストとして、テニピンにおけるゲームの特性、基本的なルール、指導方法および練習方法を紹介します。
QRコードを読み込むと、指導のダイジェスト&課題別練習、手作りラケットのつくり方、家庭でできるテニピン遊びなどの動画を視聴することができ、実際に指導を行うときに参考になります。

本書からわかること

テニピンの基本ルール&課題別練習を動画で学べる!

「テニピン」は、全員がボールに触れるルールとなっているため、一人一人の子供たちが活躍できる教材です。この「テニピン」を行うことで、「状況を判断する力」「問題を解決する力」「戦略を練る力」を育成することができ、さらに豊富な対話を通して、「深い学び」にもつながります。授業ダイジェスト&課題別練習、手作りラケットのつくり方、家庭でできるテニピン遊びなどの動画が豊富にあるので、プレイをイメージしながら学ぶことができます。

理解度チェックリストで簡単に復習できる!
テニピンリーダー取得への道①:「テニピン」を知ろう!

少期の運動・スポーツの指導をするうえで、欠かせない視点があります。テニピンは、運動が得意な子も得意でない子もみんなが、その運動がもつ面白さに没頭し、一人一人が輝けるような授業づくりを目指した過程の中で開発されたゲームです。こうした開発の背景を理解することで、テニピンの本質的な面白さを知ることができます。
また、こうした視点は、他の運動・スポーツの指導にも生かすことが可能となります。これらはテニピンリーダーとして、大事な土台部分となります。

テニピンリーダー取得への道②:「テニピン」をやってみよう!

本書では、テニピンを実際に指導するうえで重要な視点及び、具体的な指導スキルについて整理しています。ここでいう指導とは、丸投げをする放任的な指導や、指導者主導の強制的な指導のことではありません。子どもたちが主体的かつ必要感に応じて自己目的的に取り組み、さらに仲間と協働的に学び合うことで、学びを深め、結果的にスキルや状況判断といった能力を身に付けていくことに貢献する指導です。これらを学ぶことで、テニピンリーダーとしての基礎が身に付きます。

テニピンリーダー取得への道③:ステップアップ ~目指せ! テニピンマスターへの道~

テニピンからテニスへと発展していく際の接続の視点やテニスの育成強化の視点についても学びましょう。テニスに移行した際に、テニピンで身に付けたオープンスキルが大いに発揮されていくことでしょう。テニスでは、局面において瞬時に状況を判断し、遂行していかなければなりません。
幼少期にテニピンを経験していることによって、瞬時の状況判断が可能になります。こうした力はハイパフォーマンスの源となります。ここでの学びが、テニピンリーダーとして、より専門性を高めることにつながります。

こんな先生におすすめ

・体育・保健体育を学んでいる先生
・技能中心の指導に悩んでいる先生
・テニピンに興味がある人

目次
第1章 「テニピン」を知ろう!

 01 運動・スポーツ指導の問題点 6
 02 伝統的授業の課題解決ポイント 8
 03 今求められる幼少期の子どもたちへの運動・スポーツ指導の在り方 10
 04 個別最適な学びを保障する指導の在り方・工夫 12
 05 運動特性を重視した運動・スポーツ指導 14
 06 テニスの本質的な面白さとは 16
 07 学習指導要領上におけるテニピンの位置付け 18
 08 テニピンで身に付く資質・能力 ①スキル(知識及び技能) 20
 08 テニピンで身に付く資質・能力 ②状況判断能力(思考力、判断力、表現力等) 22
 08 テニピンで身に付く資質・能力 ③他者からの学び(学びに向かう力、人間性等) 24
 09 テニピンが貢献する予測困難な社会に対応する力 26
 10 これからのテニス指導におけるテニピンのコーチングについて 28

 第1章 理解度チェックリスト 30
 コラム 松岡修造さんとの教育観の共有 32

第2章 「テニピン」をやってみよう!

 01 テニピンの基本的なルール 34
 02 用具・場・環境について 36
 03 ウォームアップ・コーディネーション -テニピンにおける多様な動き- 38
 03 ウォームアップ・コーディネーション -テニピン遊びの紹介- 40
 04 状況判断能力の高め方① 42
 04 状況判断能力の高め方② 44
 05 ボール操作スキルの高め方① -状況判断と打ち方を重ね合わせる- 46
 05 ボール操作スキルの高め方② -多様な動きを獲得する- 48
 06 個別最適な学びを保障する課題別練習① -どのような課題が考えられるか- 50
 06 個別最適な学びを保障する課題別練習② -課題別練習のメニュー例- 52
 07 ゲームの進め方 -テニピンゲームのいろいろ- 54
 08 発展的なゲーム -テニスへの接続を意識して- 58
 09 幼少期向けのテニピン遊びプログラム -理論- 60
 09 幼少期向けのテニピン遊びプログラム -実践例- 62
 10 松岡修造氏絶賛!みんなが上手くなる8時間プログラム
   -個別最適な学びと協働的な学びを通して- 64
   1・2時間目 68/3・4時間目 70/5・6時間目 72/7・8時間目 74/発展版 74

 第2章 理解度チェックリスト 78
 コラム 伊達公子さんとの渋谷区部活動プロジェクト 80

第3章 ステップアップ ~目指せ! テニピンマスターへの道~

 01 技能的ステップアップ・戦術的ステップアップ
   ①シングルスでの活用事例の紹介 82
 01 技能的ステップアップ・戦術的ステップアップ
   ②状況判断能力とスキルの融合 84
 02 評価のステップアップ① -状況判断的知識の定着を図る- 86
 02 評価のステップアップ② -短期テニス教室プログラム実践例- 88
 03 テニス普及を超えた育成・強化の視点 90
 04 TENNIS及びTENNIS PLAY&STAYへの接続① -テニス普及プログラム- 92
 04 TENNIS及びTENNIS PLAY&STAYへの接続② -プログラムの効果- 94

 第3章 理解度チェックリスト 96
 
 参考・引用文献一覧 98
著者プロフィール
[監修]公益財団法人 日本テニス協会
1922年に日本庭球協会として発足。わが国におけるテニス界を統轄し、代表する団体としてテニスを通じ、人と人、国と国とをつなぎ、その素晴らしさを伝え、すべての人が健やかで幸福な人生を享受できるような、多様性と調和のある社会の実現に貢献することを、理念としている。日本スポーツ協会、日本オリンピック委員会、国際テニス連盟、アジアテニス連盟に加盟。

[著者]今井 茂樹
山梨学院短期大学准教授
1979年、長野県岡谷市出身。東京学芸大学教育学部特別教科教員養成課程保健体育科卒業後、同大学院教育学研究科保健体育専修修了。天津日本人学校、東京学芸大学附属小金井小学校を経て現職。日本テニス協会普及推進本部副本部長を兼務。小学校体育テニス型ゲーム「テニピン」開発者。主な著書に『小学校体育 全員参加の指導テクニック』(明治図書出版)、『小学校体育新教材 個が輝く! 「テニピン」の授業づくり』(東洋館出版社)がある。