Left Continue shopping
Your Order

You have no items in your cart

Promotion
Read more

生活・総合 資質・能力の育成と学習評価

田村 学/編著、柴胡の会/著


読者対象:小学校教員

出版年月:

ページ数:180

「学習評価」実践編で、生活・総合の授業づくりがよくわかる!田村学編著 柴胡の会著 「生活・総合 資質・能力の育成と学習評価」

『学習評価』生活・総合の授業づくり実践編が刊行!

今回の学習指導要領の改訂において、評価の観点が、資質・能力の三つの柱に沿った「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の三観点に整理されたことは、これまで難しく曖昧であった、評価規準の設定方法なども明確化される契機となりました。具体的な学習活動に即した評価規準の設定方法がどの教科でも共通で明確なものになれば、子供の見取りはより豊かなものとなり、同時に、日々の授業もより質の高いものになることが期待できます。

昨年刊行された田村学教授(國學院大學)の『学習評価』(東洋館出版社)では、具体的な学習活動に応じた評価規準の設定方法を、独自の表現様式フォーマットをもとにしながら示しました。

「思考・判断・表現」評価基準の設定フォーマット〔表記イメージ〕「○○について (おいて)、△△しながら (して)、□□している。」(○○は活動や場面、状況など、△△は思考スキルなど認識に関する手続き的知識など、□□は 「思考・判断・表現」として表れる行為) 【ハイブリッド化】
手続き的知識 宣言的知識 (○○について) (□□している) 宣言的知識 宣言的知識 (△△しながら)

その手順を実際に反映しながら、子どもの豊かな見取りと、質の高い授業を実現した選りすぐりの10実践(生活科・総合的な学習の時間各5本)を、田村先生の解説とともに紹介するのが本書『生活・総合 資質・能力の育成と学習評価』です。

令和5年度「日本生活科・総合的学習教育学会」全国大会開催地・神奈川県相模原市の小学校実践を厳選!

実践紹介を行う「柴胡の会(さいこのかい)」は、令和5年度日本生活科・総合的学習教育学会全国大会の開催地である、神奈川県相模原市の公立学校の教員を中心とした研究会。
生活科における評価規準設定のプロセス/総合的な学習の時間における評価規準設定のプロセスをおさえながら、単元を構想し、子どもの実態を丁寧に見取り、授業の内容を豊かに練り上げ、資質・能力の育成を目指していく一連の授業づくりに挑戦しています。

【 事例紹介 】

第1部 生活科

  • case1 はしもとの まち たんけんたい:小学校2年
  • case2 むかしから つたわるあそびを たのしもう:小学校1年
  • case3 たのしい あき いっぱい:小学校1年
  • case4 なつが やってきた:小学校1年
  • case5 2年1組 生き物ランド:小学校2年

第2部 総合的な学習の時間

  • case1 へらそう フードロス!:小学校4年
  • case2 オリンピック応援隊:小学校5年
  • case3 未来へつなぐ私たちの文化:小学校5年
  • case4 大学生と協力し、地域を盛り上げるイベントを開催しよう:小学校6年
  • case5 地域のスポーツチームを応援しよう:小学校4年

生活・総合の質の高い授業を目指す先生がた、また、生活・総合以外にも、評価の設定の具体的な方法や子どもたちの事実から見取り、資質・能力の育成を目指す授業づくりをがんばりたい先生がたに、おすすめの1冊です。

目次
はじめに001

第1章 資質・能力を明確にする知識の構造化 

第2章 具体の学習活動に応じた評価規準の設定方法

第3章 資質・能力の育成と学習評価 実践編
【第1部】
生活科 評価規準設定の手順 
case1 はしもとの まち たんけんたい
case2 むかしから つたわるあそびを たのしもう
case3 たのしい あき いっぱい
case4 なつが やってきた
case5 2年1組 生き物ランド

【第2部】
総合的な学習の時間  評価規準設定の手順
case1 へらそう フードロス!
case2 オリンピック応援隊
case3 未来へつなぐ私たちの文化
case4 大学生と協力し、地域を盛り上げるイベントを開催しよう
case5 地域のスポーツチームを応援しよう
解説

執筆者紹介
著者プロフィール
田村学
國學院大學人間開発学部初等教育学科教授(文部科学省視学委員)
新潟県公立小学校教諭、新潟県上越市立大手町小学校教諭、上越教育大学附属小学校教諭、新潟県柏崎市教育委員会指導主事を経て、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官・国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官。文部科学省初等中等教育局視学官として平成29年版学習指導要領作成に携わる。平成29 年4 月より現職。主著に、『問い、対話、振り返りによる中学校の授業改革』(小学館)、『授業を磨く』『深い学び』『学習評価』(いずれも東洋館出版社)など多数。

柴胡の会
平成29年に立ち上げられた神奈川県相模原市の公立学校の教員を中心とした生活科・総合的な学習の時間の研究会。「つながり合う学びの創造」を研究主題とし、月1回の定例研究を4年間継続。令和5年度日本生活科・総合的学習教育学会全国大会の開催地。