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テンプレートでわかる算数・理科のクラウド活用ー今すぐ始める Google Workspace for Education

堀田 龍也/監、久保田 善彦・中野 博幸・佐藤 和紀/編著


読者対象:小学校教員

出版年月:

ページ数:108

GIGAスクール対応!今すぐ始める Google Workspace for Education	『テンプレートでわかる算数・理科のクラウド活用』二次元コードで簡単読込!Google Workspace for Educationに対応したテンプレートを37例掲載! 今すぐ使えるテンプレートで1人1台端末&クラウドを活用 授業での活用例を具体的に解説 クラウド活用のポイントが目的別にわかる STEAM教育の基礎を意図した実践を提案 誰でもすぐに使えるテンプレート

GIGAスクール構想により、1人1台端末&クラウド環境が導入されました。教育のDX(デジタルトランスフォーメーション)が強力に推進されている一方、この教育資源を授業にどのように生かすべきかと悩んでいる先生も多いのではないでしょうか。
本書では、そんな先生方が、気軽にかつ効果的に1人1台端末&クラウド環境を活用できるよう、今すぐ算数・理科の授業で使えるテンプレートを提案します。

誰でもすぐに使えるテンプレート

本書には、Google Workspace for Education のアプリ(Google スライド、Google スプレッドシート、Google Jamboard 、Google フォーム、Google 図形描画)を使ったテンプレートを、算数20例、理科17例掲載しています。

二次元コードを読み込むと、各テンプレートにアクセスできます。[コピーを作成]をクリックして保存すると、自由に編集することができます。本書では、テンプレートの活用事例を示しながら、児童への配付方法、授業展開、教師の支援についても具体的な解説をしているので、それらを参考にすれば、初心者の先生でも今すぐ始めることができるでしょう。テンプレートは、そのまま使用してもよし、児童の実態や学習の流れに合わせてカスタマイズするもよし、自由に活用してください。

算数のテンプレート説明

算数・理科の学びを深めるクラウド活用のポイント

算数・理科でクラウドを活用する目的は、以下のように整理することができます。本書で紹介する事例においても、これらの目的を意識しながら、テンプレートを活用しています。

[算数の学びを深めるクラウド活用のポイント]

  • 課題の提示…正確な課題把握を図る。
  • 課題の習熟…児童の集中力を高め、習熟を図る。
  • データの処理…データの特徴や傾向を読み解く力を育てる。
  • 生活と算数…算数の学習を日常生活で活用できる力を育てる。
  • データの分類…複数のデータを自由に分類することで理解を図る。
  • 考え方の共有…多様な考え方を共有することで深い学びを図る。
  • 学習内容の蓄積…既習事項をアップデートしていくことで学習内容の系統性への理解を図る。

[理科の学びを深めるクラウド活用のポイント]

  • ポートフォリオ…保存、検索することで振り返りの充実を図る。
  • 分類…共通点や差異点を基に分類する。プログラミング的思考の育成を図る。
  • 描画…モデル図として描画することで思考の可視化を図る。
  • 協働…多くのデータを共有、可視化することで妥当性のある考察をする力を育てる。
  • STEM…データ活用やプログラミングを取り入れたSTEM学習の推進を図る。

STEM教育の基礎となる算数・理科の学習

「STEM教育」とは、「Science、 Technology、 Engineering and Mathematics等の各教科での学習を実社会での課題発見・解決に生かしていくための教科横断的な教育」とされています。すなわち、科学・技術・工学・数学の教育分野を総合的に学ぶことを意味しています。現代社会におけるIoTやビッグデータの活用、そこから生まれるAI技術などを踏まえると、STEMの各領域を関連付けた学びが不可欠と言えるでしょう。
ICTを道具として活用することが、STEM教育の基礎となることも意図して、算数や理科にテクノロジー(クラウド)を組み合わせる実践を提案しています。また、本書にはSTEM教育の事例も掲載しているので、発展的な事例として参考にしてみてください。

STEM事例 すがたを変える水

Google for Education の推薦図書として紹介されました!

本書は、Google for Education の協力を得て編集されており、紙面で紹介している各アプリの活用方法などに関しては、たしかな情報を提供しています。また、Google for Education のGIGAスクール公式サイトでも、本書が推薦図書として紹介されました。

Google for Education 推薦図書一覧

大切なお知らせ

一部のお客様から、「二次元コードからテンプレートにアクセスすることができない」といったお問い合わせを頂戴しております。これは、自治体や学校の端末やアカウントに対する外部サイトへのアクセス制限が原因として考えられます。その場合は、ご自宅やご自身の端末やアカウントにて改めてダウンロードをお試しくださいますようお願いいたします。

ダウンロード手順

1.個人アカウントでコピーを作成する

→ドライブ内にテンプレが格納される。

2.そのテンプレを学校アカウントで使用する場合

→ドライブ内の「共有」で学校アカウントを指定する。

3.学校アカウントのドライブ内の「共有アイテム」に格納される。

※それでも共有ができない場合は、学校または教育委員会等の管理者アカウント側から、共有設定を見直していただく必要があります。

目次
はじめに

GIGAスクール構想とクラウド活用
STEM教育と情報活用能力の育成

算数科の学びを深めるクラウド活用
算数科におけるクラウド活用の意義と方法

1年 10までのかず          課題の提示/スライド
1年 あわせていくつ ふえるといくつ 課題の習熟/Jamboard
1年 いくつあるかな 考え方の共有/スライド
1年 20よりおおきいかずをかぞえよう 考え方の共有/Jamboard
2年 ひょうとグラフ         データの処理/Jamboard
2年 2けたのたし算         考え方の共有/Jamboard
2年 長さ              生活と算数/スプレッドシート
2年 かけ算             課題の習熟/スライド
3年 3けたの筆算のしかたを考えよう 課題の習熟/スプレッドシート
3年 重さ              生活と算数/スライド
3年・4年 大きな数         課題の習熟/Jamboard
4年 折れ線グラフ          データの処理/スプレッドシート
4年 角               考え方の共有/Jamboard
4年 垂直・平行と四角形       データの分類/Jamboard
4年 面積              考え方の共有/スライド
4年 ともなって変わる量       課題の提示・データの処理 
/スライド スプレッドシート
5年 図形の面積           学習内容の蓄積/スプレッドシート
6年 対称              課題の習熟/スプレッドシート
6年 比例と反比例          データの処理/スプレッドシート
6年 資料の整理           考え方の共有・データの処理
                   /スライド フォーム
コラム Google スプレッドシートと Google App Script を使って,ランダムなスライド を作る

理科の学びを深めるクラウド活用
理科におけるクラウド活用の意義と方法 

3年 植物を育てよう            ポートフォリオ/スライド
3年 ものを分ける             分類/Jamboard
4年 すがたを変える水           STEM・ポートフォリオ 
/スライド スプレッドシート
4年 月と星の位置の変化          ポートフォリオ/スライド
4年 もののあたたまり方          描画/Jamboard
5年 天気の変化              ポートフォリオ/スライド
5年 流れる水のはたらき          ポートフォリオ/スライド
5年 電流が生み出す力           協働/スプレッドシート
5年 ものの溶け方             協働/スプレッドシート
5年 魚のたんじょう            ポートフォリオ/スライド
6年 ろうそくが燃え続けるには       描画/Jamboard
6年 植物と日光の関係           ポートフォリオ/スライド
6年 てこのはたらき            分類/Jamboard
6年 水溶液の性質とはたらき        分類/図形描画
6年 電気のはたらき            分類・協働/スライド
6年 食べ物を通した生きもののつながり   描画/Jamboard
6年 人と空気との関わり          協働/スライド

おわりに
編著者紹介・執筆者一覧
著者プロフィール
堀田龍也
東北大学大学院情報科学研究科/東京学芸大学大学院教育学研究科
東京学芸大学を卒業,東京工業大学で博士(工学)を取得。東京都公立小学校教諭を経て、富山大学教育学部、静岡大学情報学部、玉川大学教職大学院、文部科学省参与(併任)等を経て現職。専門は教育工学、情報・メディア教育。中央教育審議会委員、文部科学省「デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議」座長、「教育データの利活用に関する有識者会議」座長等,教育の情報化に関する委員を歴任。主な著書は『ポスト・コロナショックの学校で教師が考えておきたいこと』(分担執筆、東洋館出版 2020)『学校アップデート −情報化に対応した整備のための手引き』(編著、さくら社 2020)など。
[2021年9月現在]

久保田善彦
玉川大学教職大学院
東京学芸大学大学院を修了後、公立の中学校および小学校に15年間勤務する。その後、上越教育大学教職大学院、宇都宮大学教職大学院を経て現職。2015年から文部科学省ICT活用教育アドバイザー。理科教育、教育工学を専門としている。主な著書は『GIGAスクールで実現する新しい学び』(監修, 東京書籍 2021)『これならできる小学校教科でのプログラミング教育』(監修、東京書籍、2018)など。
[2021年9月現在]

中野博幸
上越教育大学教職大学院
新潟県公立中学校・小学校教員20年、指導主事3年、任期付き大学教員6年を経て、現職。数学教育、教育工学を専門とし、教育用ソフトウエアなどの開発を行っている。主な著作は『数学好きを育てる教材アイデア』(共著、学校図書、2016)「月の満ち欠けAR+(シミュレーションアプリ)」など。
[2021年9月現在]

佐藤和紀
信州大学教育学部
東北大学大学院情報科学研究科修了、博士(情報科学)。東京都公立小学校、常葉大学教育学部等を経て、2020年4月より現職。文部科学省「GIGAスクール構想に基づく1人1台端末の円滑な利活用に関する調査協力者会議」委員、文部科学省ICT活用教育アドバイザーなど。主な著書は『GIGAスクールはじめて日記』(監修、 さくら社、2021)『GIGAのつまずきに徹底対応! 1人1台端末活用パーフェクトQ&A』(編著、明治図書、 2020)など。
[2021年9月現在]