白石範孝の「教材研究」
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出版年月:
ページ数:152
新学習指導要領の全面実施とともに、新しい国語の教科書での学習も始まった。今回から採用された新教材をどのように解釈し、何をねらい、どう単元化するかの教材研究への営みは始まったばかりである。本書では、国語の教えるべき内容である「用語、方法、原理・原則」を基に教材の論理を読み解く教材分析と、問題解決学習の授業化への手法に定評のある白石範孝先生に、注目する新教材を分析し、解説していただいた。併せて、定番教材についてもあらためて見直し、新たな解釈を加え、珠玉の手書き分析図とともに提案する。
はじめに
Ⅰ教材“で”教える国語授業をめざして
1新学習指導要領の方向と教材分析
2教材研究と教材分析
Ⅱ教材分析の方法
1作品や文章全体を丸ごととらえる
2文学作品の教材分析
3説明文の教材分析
Ⅲ新教材の教材分析と指導計画
1文学作品
・やくそく(光村1年)
・ゆうすげ村の小さな旅館/クマの風船(光村3年)
・まいごのかぎ(光村3年)
・たずねびと(光村5年)
・帰り道(光村6年)
・いわたくんちのおばあちゃん(東書6年)
2説明文
・さとうとしお(東書1年)
・子どもをまもるどうぶつたち(東書1年)
・サツマイモのそだて方(東書2年)
・パラリンピックが目指すもの(東書3年)
・数え方を生みだそう(東書4年)
・思いやりのデザイン(光村4年)
・世界にほこる和紙(光村4年)
・言葉の意味が分かること(光村5年)
・固有種が教えてくれること(光村5年)
・動物たちが教えてくれる海の中のくらし(東書5年)
・「弱いロボット」だからできること(東書5年)
・インターネットの投稿を読み比べよう(東書6年)
・メディアと人間社会/大切な人と深くつながるために(光村6年)
Ⅳ定番教材の教材分析と指導計画
1文学作品
・おおきなかぶ(1年)
・おおきくなあれ(2年)
・スイミー(2年)
・お手紙(2年)
・モチモチの木(3年)
・ごんぎつね(4年)
・世界でいちばんやかましい音(5年)
・大造じいさんとガン(5年)
・やまなし(6年)
・海の命(6年)
2説明文
・じどう車くらべ(1年)
・たんぽぽのちえ(1年)
・うみのかくれんぼ(1年)
・どうぶつ園のじゅうい(2年)
・ありの行列(3年)
・すがたをかえる大豆(3年)
・「ほけんだより」を読みくらべよう(東書3年)
・和の文化を受けつぐ―和菓子をさぐる―(5年)
・『鳥獣戯画』を読む(6年)
・イースター島にはなぜ森林がないのか(6年)