簡単!時短!理科授業の効率アップ術
読者対象:
出版年月:
ページ数:144
理科は難しいって本当?
とても忙しい先生方にとって、理科は少しやっかいな存在なのかもしれません。
「準備に時間がかかる」「思い通りの実験結果が出なくてやり直したことが何度かある」
「薬品を使うのが怖い」など、理科が苦手な小学校の先生は多いのです。
そんな理科のマイナスイメージを払拭するような、最強のお助け本が出来ました!
「準備に時間がかかる」のは、余計な手間をかけていたから。
「思い通りの実験結果が出ない」のは、実験成功のポイントをおさえていなかったから。
「薬品を使うのが怖い」のは、苦手意識ゆえに自信を失っていたから。
手間をかければ、よい授業ができるわけではありません。
上手に手を抜くことで、正しい観察・実験を楽々こなすことができるのです。
無駄を省いて、最低限の努力で最大限の効果を生む!
簡単時短テクニックが満載の本書は、理科が苦手な先生にこそ読んでもらいたい一冊です。
はじめに
理科は難しいって本当?
Chapter1 観察指導の効率アップ術
1 植物教材は時期に注意!
2 観察で着目するのは色・形・大きさ
3 変化のあった時だけ観察
4 野外観察では安全第一!
5 観察を予定していた日に雨が降ったら
Chapter2 実験指導の効率アップ術
1 実験の準備・片付けは子どもの仕事
2 塩酸の薄め方はカルピスの逆
3 「コバンザメ作戦」仕事は忙しい人に頼め!
4 予備実験で「急がば回れ」
5 理科室の棚は中身が見えるように
6 落ち着きのない子どもにはイエローカード方式
Chapter3 失敗しないためのワンポイントアイデア
第3学年
1 温度計を持ち歩く時には要注意
2 植物の水やりは10秒数えながら
3 アオムシはガラス板の下から観察
4 失敗を防ぐために、あえて失敗を見せる
5 音の振動を見える化
6 方位磁針は机の上に載せない
7 鉄粉の代わりに結束ワイヤー
8 粘土は長く触らせない
コラム1 氷の上の磁石
第4学年
1 丈夫なのはヘチマ
2 ショート回路をあえて実演
3 「直列つなぎ」と「並列つなぎ」を体現
4 教材キットは説明図通りに
5 月や星の観察は握りこぶしで徹底練習
6 星の動きはレーザーポインターで
7 真空保存容器で膨らむマシュマロ
8 空気は意外に膨らまない
9 金属の熱さを音で実感
10 新品の銅板なら、ロウを塗らなくてもOK
コラム2 水を温めたら水面が下がる!?
第5学年
1 ヨウ素液はパンかご飯で試して微調整
2 意外なものにもでんぷんは存在する
3 顕微鏡の使い方はアルゴリズム
4 流れる水の働きはペットボトルで観察
5 三角州はグーグルでチェック
6 振り子の振れ幅は、できるだけ小さく
7 とても高価な電子てんびん
コラム3 牛乳で捉える水の動き
コラム4 エナメル線を磨くと電気がよく通る?
第6学年
1 二酸化炭素の中でも燃える花火
2 運動しても体温はあまり上がらない
3 気体検知管は全員で練習
4 水中生物の観察には脱脂綿
5 アルカリ性でない「アルカリイオン」飲料
6 手回し発電機を回す速さは一定に
7 光電池の遮り方には要注意
コラム5 どこにでもある地層
おわりに