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体育授業に大切な3つの力

平川 譲/著


読者対象:小学校教員

出版年月:

ページ数:244

【筑波大学付属小学校の現役教諭が伝授!】


「この3つを押さえれば、体育授業は“みんなが楽しい”ものになります!」


◎ 子どもの活動・運動を見取る力


◎ 伝え、理解させる力


◎ 教材化する力



【本書が、小学校体育授業の全面サポートを請け負います!】


運動がとても苦手な子、少し苦手な子も、得意な子も、みんなを授業に主体的に参加させたい。そのためには細やかな教師の働きかけと、みんなにとって無理のない教材づくりが肝心。毎日の授業に裏打ちされた指導理念と、すぐに真似したくなる「簡単・手軽」なオリジナル教材まで、新学習指導要領が求める授業改善の力を体現した体育本!



(具体の教材をたくさん取り上げながら教師力を考えます)


前ころがり(前転)、かべ逆立ち、川わたり、どこまで馬とび、こうもりふり、周回リレー、跳び箱、ハードル、側転、膝かけ後ろ回り、走り幅跳び、平泳ぎ、クロール、ジャンケンゲーム、ひっこぬき、長なわ跳び…etc. 


Introduction ――体育授業の「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指して

第1章 子どもの活動・運動を見取る力
1 個を見取る
(1) 運動の苦手な子を見取る
① 一斉に運動させる  
② 運動を続けさせて見て回る  
③ できた子から帽子の色を変えさせる  
(2) 見本になる子を見付ける
① 『でんぐり返し』で頭のどこをつくか(1年生)  
② でんぐりがえしから『前ころがり(前転)』へ
――手をつかないでお尻を上げる(1~2年生)
③ 『かべ逆立ち』ではどこを見るか(1~2年生)  
④ 往きとかえりで『川わたり』の体の向きを変える(2年生)  
⑤ 『どこまで馬跳び』では、馬を強く押して遠くに着地する(3年生)  
⑥ 『こうもりふり』の顎の動きを見せる(3~4年生)  
⑦ 周回リレーのコーナートップを理解させる(3~4年生)  
⑧ 跳び箱の踏み切りの幅跳び動作を見せる(4~6年生)  
⑨ ハードルを低く跳び越すための振り上げ足は?(5~6年生)  
(3) 個別のつまずき・課題を見取る
① かべ逆立ちのしめ不足、腕支持力の不足(2年生)  
② かべ逆立ちで後ろに構えた足がかべに届かない(2年生)  
③ 『側転』の着手が遠い(2~3年生)  
④ 『膝かけ後ろ回り』の構え(3年生)  
⑤ 走り幅跳びの踏み切り前の一歩が広い(4~6年生)  
⑥ 平泳ぎのかきが狭い、クロールの入水が内側に入りすぎている(5~6年生)  
2 集団を見取る
(1) 男女の仲がよいか
① 二人組の運動  
② 『ジャンケンゲーム』  
③ 『ひっこぬき』  
(2) 学び合う雰囲気が醸成されているか
① 長なわ跳び  
② ボール運動の教材化への反応  

第2章 伝え、理解させる力
1 授業の約束をつくる
2 声の大きさやトーン等、話し方を工夫する
(1) 大きな声で伝える場面、小さな声で伝える場面を区別する
① 大きな声で伝える場面  
② 小さな声で伝える場面  
(2) 無駄な言葉を出さない
(3) 口を大きく開ける、ジェスチャーをつける
3 見せる、聞かせる体勢を工夫する
(1) 集めて座らせる
① 運動観察場面  
② 短なわ跳び、ボールを使う運動  
(2) 今いる場所で座らせる
① ボール運動の方法、ルールの確認  
② できるようになった子の紹介  
③ 用意ができたら座る  
(3) 教師も姿勢を低くする
4 運動の手順、ポイントを理解させる(口伴奏)
(1) 『馬跳び』
(2) 『よじのぼり』
(3) 『だんごむしさか立ち』
(4) 『大の字回り』
5 新しいゲームの方法・ルールを理解させる
6 思考場面をつくる
(1) 開脚跳びの着手位置を理解させる(中学年)
(2) 長なわ8の字跳び(かぶり回し)の踏み切り位置、着地位置を理解させる(低・中学年)
(3) 走り高跳びの脚の上げ方を理解させる(高学年)

第3章 教材化する力
1 教材化の条件
(1) 単純に、簡単・手軽に
(2) 楽しく運動
(3) 子ども同士のかかわりが生まれる
(4) 思考場面が設定できる
2 何を学ばせたいか
(1) ボール運動の学習内容を簡単に
① ゴール型 ボールを前(相手ゴール)へ運ぶこと  
② ネット型 相手のいないところへボールを打つ、相手にぶつける  
③ ベースボール型 点をとるためにどこ(どの方向)に打つ(蹴る)か  
(2) 器械運動は系統の幅を狭めて
① 鉄棒運動 回転感覚を高める  
② マット運動 腕支持・逆さの感覚を高める
③ 跳び箱運動 踏み切り-着手-着地の切り返し系の動き
(回転系・翻転系はマット運動との境目なし)  
④水泳は、大きな泳ぎで長く泳ぐ 浮く姿勢、息つぎ、かえる足
(3) 陸上運動は、運動を丸ごと捉えて
(4) なわの操作となわに合わせる動き
3 子どもにとって意味のあるスモールステップ・全習法・分習法を
(1) できそう→できた→できそう…の繰り返し
① かべ逆立ちのスモールステップ  
② だるま回りのスモールステップ  
(2) 全習法と分習法
① 陸上運動は全習法的に扱う ハードル走  
② 水泳は分習法が効果的 クロールを分習法で指導する   
目次
Introduction ――体育授業の「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指して

第1章 子どもの活動・運動を見取る力
1 個を見取る
(1) 運動の苦手な子を見取る
① 一斉に運動させる  
② 運動を続けさせて見て回る  
③ できた子から帽子の色を変えさせる  
(2) 見本になる子を見付ける
① 『でんぐり返し』で頭のどこをつくか(1年生)  
② でんぐりがえしから『前ころがり(前転)』へ
――手をつかないでお尻を上げる(1~2年生)
③ 『かべ逆立ち』ではどこを見るか(1~2年生)  
④ 往きとかえりで『川わたり』の体の向きを変える(2年生)  
⑤ 『どこまで馬跳び』では、馬を強く押して遠くに着地する(3年生)  
⑥ 『こうもりふり』の顎の動きを見せる(3~4年生)  
⑦ 周回リレーのコーナートップを理解させる(3~4年生)  
⑧ 跳び箱の踏み切りの幅跳び動作を見せる(4~6年生)  
⑨ ハードルを低く跳び越すための振り上げ足は?(5~6年生)  
(3) 個別のつまずき・課題を見取る
① かべ逆立ちのしめ不足、腕支持力の不足(2年生)  
② かべ逆立ちで後ろに構えた足がかべに届かない(2年生)  
③ 『側転』の着手が遠い(2~3年生)  
④ 『膝かけ後ろ回り』の構え(3年生)  
⑤ 走り幅跳びの踏み切り前の一歩が広い(4~6年生)  
⑥ 平泳ぎのかきが狭い、クロールの入水が内側に入りすぎている(5~6年生)  
2 集団を見取る
(1) 男女の仲がよいか
① 二人組の運動  
② 『ジャンケンゲーム』  
③ 『ひっこぬき』  
(2) 学び合う雰囲気が醸成されているか
① 長なわ跳び  
② ボール運動の教材化への反応  

第2章 伝え、理解させる力
1 授業の約束をつくる
2 声の大きさやトーン等、話し方を工夫する
(1) 大きな声で伝える場面、小さな声で伝える場面を区別する
① 大きな声で伝える場面  
② 小さな声で伝える場面  
(2) 無駄な言葉を出さない
(3) 口を大きく開ける、ジェスチャーをつける
3 見せる、聞かせる体勢を工夫する
(1) 集めて座らせる
① 運動観察場面  
② 短なわ跳び、ボールを使う運動  
(2) 今いる場所で座らせる
① ボール運動の方法、ルールの確認  
② できるようになった子の紹介  
③ 用意ができたら座る  
(3) 教師も姿勢を低くする
4 運動の手順、ポイントを理解させる(口伴奏)
(1) 『馬跳び』
(2) 『よじのぼり』
(3) 『だんごむしさか立ち』
(4) 『大の字回り』
5 新しいゲームの方法・ルールを理解させる
6 思考場面をつくる
(1) 開脚跳びの着手位置を理解させる(中学年)
(2) 長なわ8の字跳び(かぶり回し)の踏み切り位置、着地位置を理解させる(低・中学年)
(3) 走り高跳びの脚の上げ方を理解させる(高学年)

第3章 教材化する力
1 教材化の条件
(1) 単純に、簡単・手軽に
(2) 楽しく運動
(3) 子ども同士のかかわりが生まれる
(4) 思考場面が設定できる
2 何を学ばせたいか
(1) ボール運動の学習内容を簡単に
① ゴール型 ボールを前(相手ゴール)へ運ぶこと  
② ネット型 相手のいないところへボールを打つ、相手にぶつける  
③ ベースボール型 点をとるためにどこ(どの方向)に打つ(蹴る)か  
(2) 器械運動は系統の幅を狭めて
① 鉄棒運動 回転感覚を高める  
② マット運動 腕支持・逆さの感覚を高める
③ 跳び箱運動 踏み切り-着手-着地の切り返し系の動き
(回転系・翻転系はマット運動との境目なし)  
④水泳は、大きな泳ぎで長く泳ぐ 浮く姿勢、息つぎ、かえる足
(3) 陸上運動は、運動を丸ごと捉えて
(4) なわの操作となわに合わせる動き
3 子どもにとって意味のあるスモールステップ・全習法・分習法を
(1) できそう→できた→できそう…の繰り返し
① かべ逆立ちのスモールステップ  
② だるま回りのスモールステップ  
(2) 全習法と分習法
① 陸上運動は全習法的に扱う ハードル走  
② 水泳は分習法が効果的 クロールを分習法で指導する   

著者プロフィール
平川譲                                         筑波大学附属小学校教諭                                 1966年、千葉県生まれ。1989年に東京学芸大学教育学部を卒業する。千葉県成田市立加良部小学校、千葉県印西市立原山小学校を経て現職。筑波学校体育研究会理事長を務める。主な著書に、『とってもビジュアル!筑波の体育授業・高学年編―効果が見えるヒミツの授業づくり』(明治図書出版)『授業Cシリーズ 体育・いっしょにのびる授業づくり―子ども・なかま・教師』『体育授業が得意になる9つの方法』(ともに東洋館出版社)など。[2018年現在]