授業のUD Books 通常学級のユニバーサルデザイン プランZero
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出版年月:
ページ数:134
どのクラスにも6.5%在籍すると言われる、特別な配慮を要する子。その子本人への対応にばかり気を取られがちですが、実はその周囲に着目することで、その子本人やクラス全体の状態が改善することがあります。
本書ではそのような、気になる子とその「周囲」への働きかけによる学級づくりに着目。気をつけておきたい「周囲」の子4分類と、当人と「周囲」を巻き込んだケーススタディ30 を収録しています。
はじめに
第1章 クラスの「気になる子」だけを気にしていませんか?
―周囲が変わればその子も変わる
1 教育的ニーズの多様化と教育のデザイン
2 教育における「ユニバーサルデザイン」
3 子どもを支える3つの柱
(1) 授業のユニバーサルデザイン化
(2) 教室環境のユニバーサルデザイン化
(3) 人的環境のユニバーサルデザイン化
4 個別のかかわりを見直そう
(1) ADHDスタイルの子
(2) 自閉症スペクトラムスタイルの子
(3) LDスタイルの子
5 個別のかかわりだけが支援ではない!
(1) 学校で感じる現代の子どもたちの傾向
(2) 「気になる子」の周りに
(3) 支援の基本はクラスの安定
(4) やわらかな雰囲気のクラス作り
(5) クラスが育つ教育のユニバーサルデザイン
第2章 気になる子を取り巻く子たち 子4タイプ
タイプ1 問題行動を真似する子(模倣犯タイプ)
タイプ2 わざと刺激する子(天敵タイプ)
タイプ3 “影”でコントロールする子(“影”の司令塔タイプ)
タイプ4 クラスのトラブルを楽しむ子(ギャラリータイプ)
第3章 「周囲」の子から広げる学級づくりケース30
ケース1 指示を聞き逃してしまう子
ケース2 授業中に大声で話してしまう子
ケース3 授業がはじまってもおしゃべりしてしまう子
ケース4 授業中に席を立ってしまう子
ケース5 コミュニケーションが苦手な子
ケース6 人前で表現するのが苦手な子
ケース7 いつも宿題を忘れてしまう子
ケース8 いつも作業が遅れてしまう子
ケース9 活躍できないとすねてしまう子
ケース10 課題が終わると遊んでしまう子
ケース11 友達に強い口調で注意する子
ケース12 意欲はあるのに活躍できない子
ケース13 「ひいきされている」と思われてしまう子
ケース14 ルールを守らない子
ケース15 整理整頓が苦手な子
ケース16 集団行動でふざけてしまう子
ケース17 人が傷つく言い方をしてしまう子
ケース18 いつもワンテンポ遅れてしまう子
ケース19 時間の切り替えが苦手な子
ケース20 予定変更に対応できない子
ケース21 自己肯定感が低い子
ケース22 マイナスの言葉をすぐ口にする子
ケース23 トラブルを頻繁に起こしてしまう子
ケース24 グループ分けで孤立してしまう子
ケース25 周囲から告げ口されてしまう子
ケース26 人のものをとってしまう子
ケース27 正しさにこだわりすぎる子
ケース28 周囲を同調させてしまう子
ケース29 人のいやがることを指令する子
ケース30 クラスの雰囲気をコントロールしている子
おわりに
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