指示は1回ー聞く力を育てるシンプルな方法
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出版年月:
ページ数:176
学級も授業も、土台となるのは「聞く力」!
「最近は、話を聞かない子が多い」
「何度言っても話を聞いてくれない」
そのような悩みを抱えている先生方が多いのではないでしょうか?
でも、話を聞かない子どもを育てているのは教師自身なのかもしれません。
話を聞く子どもを育てる方法は、とってもシンプルです!
・話は1回しかしない
・子どもの発言を教師が繰り返さない
・聞いていないと困るように仕向ける
これらのポイントに基づき、話し方を少し工夫するだけで、子どもたちの態度、表情が次第に変わっていきます。そして、自ら進んで話を聞くようになるのです。
話をよく聞く子どもは、宿題・掃除にも積極的に取り組むようになり、クラスのまとまりはぐんとよくなります。
これでクラスはうまくいく!
はじめに
第1章 話を聞く子を育てる
1.聞くことの大切さ
2.話は1回しかしない
3.子どもの発言を教師が繰り返さない
4.聞いていないと困るように仕向ける
(1)手を挙げない子にも意見を求める
(2)授業最後の小テスト
5.あらゆる機会を利用する
(1) 集会での先生方のお話
(2) 校内放送があった時
6.「分からない」も立派な答え
7.子どもに応じた指導
第2章 子どもが聞きたくなる教師の話し方
1.いくつ話をするか、初めに提示する
2.順番に話をする
3.結論は先に
4.行動が伴うような指示を入れる
5.集中しなければならない状態を作る
6.説明しすぎない
7.具体例を多く取り入れる
8.二八の法則
9.10の内容より6の内容
10.何かを持ちながら話す
11.話のネタの集め方
(1)アイドルのネタ
(2)子どものハプニングから
(3)あらゆることをネタに
第3章 気になる子どもやその保護者と付き合う
1.現代の教師に求められる能力
2.初めて親に連絡するのは、良いことから
3.逆転の構図を作る
4.子ども自身が親に報告
5.今すぐ家庭訪問
6.ハロー効果に注意
第4章 宿題・掃除がきちんとできる子どもを育てる
1.宿題をきちんとできる子どもを育てる
2.掃除をきちんとできる子どもを育てる
(1)不合格なら、放課後やり直し
(2)ドッキリ! 抜き打ち検査
(3)一番遅くやってきた子は、誰?
(4)特別教室の効果的な指導法
3.授業の開始に遅れない子どもを育てる
第5章 上手な褒め方、叱り方で子どもを伸ばす
1.上手な褒め方とは
(1)具体的に褒める
(2)問題行動の多い子ほど多く褒める
2.「叱る」と「怒る」を使い分ける
(1)「叱る」と「怒る」
(2)叱り方の段階
(3)「三個の怒」
(4)叱りすぎてしまったら
(5)間違えて叱ってしまったら
おわりに