「特別の教科 道徳」で大切なこと
読者対象:
出版年月:
ページ数:224
平成30年4月「特別の教科 道徳」全面実施
今回、「道徳の時間」が「特別の教科 道徳」(道徳科)と改められ、
教科書を使用して学習することになりました。
学習状況や道徳性に係る成長の様子を、指導要録に記すことにもなりました。
なぜ、このように改められたのでしょうか?
これまでの道徳教育とどのような違いがあるのでしょうか?
本書では、「道徳の特別の教科化」の背景と改正の経緯、
そして、道徳授業の在り方について具体的に分かりやすく説明します。
帝京大学教授(元文部科学省教科調査官) 赤堀博行先生の
大好評「大切なこと」シリーズの第3弾!
◯どうして教科になったのか?
◯教科化によってなにが変わるのか?
◯「考え、議論する道徳」とは?
◯道徳科における「主体的・対話的で深い学び」とは?
◯道徳科における「評価」とは?
みなさまの疑問にすべてお答えします
道徳授業における多様な展開についても徹底解説!
◯登場人物への自我関与を中心とした学習のポイント
◯問題解決的な学習のポイント
◯体験的な学習のポイント
この1冊でこれからの道徳教育がわかる!
目 次
【第1章 道徳教育が目指すもの】
1 道徳教育の役割を再確認する
2 道徳教育の目標
3 道徳性の諸様相
【第2章 道徳の特別の教科化の背景と経緯】
1 なぜ、道徳の特別の教科化が求められたのか
⑴ 教育課程の枠組み ―教科の捉え方―
⑵ 道徳の特別の教科化の経緯
⑶ なぜ、道徳教育は充実しなかったのか
2 道徳の特別の教科化はどのように行われたのか
⑴ いじめ問題への対応
⑵ 道徳教育の充実に関する懇談会と中央教育審議会答申
3 道徳教育はどのように変わったのか
⑴ 形式面でどのように変わったか
⑵ 内容面でどのように変わったか
⑶ 実質面でどのように変わったか
【第3章 道徳科の特質を生かした授業の創造】
1 道徳科の目標
⑴ 道徳教育の目標
⑵ 「考え、議論する道徳へと転換を図る」とは
⑶ 道徳科の目標
2 道徳科の内容
⑴ 四つの視点
⑵ 具体的な内容
⑶ 内容項目に関わって特に大切にしたいことを明確にする
3 道徳科の指導上の配慮事項
⑴ 道徳科における教科書の使用の考え方
⑵ 道徳科の年間指導計画
⑶ 教科書以外の教材の活用
⑷ 各教科等における道徳教育との関連を図る―補充、深化、統合―
【第4章 考え、議論する道徳に向けた授業改善】
1 「考え、議論する道徳」に向けた授業改善
⑴ 道徳授業に求められたこと
⑵ 道徳科における授業改善の基本的な考え方
⑶ 指導観を明確にした授業構想
【第5章 道徳科における主体的、対話的で深い学び】
1 道徳科における「主体的な学び」とは
2 道徳科における「対話的な学び」とは
⑴ 道徳科における対話的な学びの実際
⑵ 対話の対象
⑶ 多様な話合いの工夫
3 道徳科における「深い学び」とは
【第6章 道徳科の多様な展開】
1 登場人物への自我関与を中心とした学習の工夫
⑴ 道徳科で教材を活用する理由
⑵ 「自分だったらどうか」と問うことについて
⑶ 道徳科で活用する教材
⑷ 登場人物への自我関与を深めるために
2 問題解決的な学習の工夫
⑴ 道徳科における問題解決的な学習の基本的な考え方
⑵ 問題解決的な学習の具体的な展開
3 道徳的行為に関する体験的な学習の工夫
⑴ 体験的な活動の基本的な考え方
⑵ 道徳科における体験的な表現活動
⑶ 役割演技の基本的な考え方
⑷ 役割演技を活用した授業の実際
【第7章 道徳科の評価の在り方】
1 道徳教育の評価の考え方
2 道徳科で評価すること
⑴ 学習状況とは
⑵ 道徳性に係る成長の様子とは
3 道徳科の評価における配慮事項
4 道徳科における評価の実際
【特別の教科 道徳の充実を期待して】