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子どもが変わる接し方

田中 博史/著


読者対象:小学校教員

出版年月:

ページ数:184


授業づくりでも学級づくりでも、「子どもが動きたくなるような仕掛けをすること」で、子どもは必ず変身していく――教師生活30年超、筑波大学附属小学校の田中博史先生が「クラスをまとめる秘訣」を大公開。学級経営について考えたい先生、必読の一冊です!




はじめに 1

第1章 子どもが変わる最初の一歩
――仕掛けて、待つ
「子どもが自分で考える場」をつくる教師の仕掛け 12
最初は、あえてあいまいな指示を出す 16
友達の「いいところ」を見つける子に育てるために 21
「人づき合いは、見方一つでガラリと変わる」 24
子どもたちへの「根回し?」も教師の仕事 28
「男女の壁をなくす」ことのすごい効果 32
子どもがつくったルールでクラスを動かす 36
ワクワクするモチベーションを生かす 39
日記の見方―返事を要するものはお泊まりさせない 41
ドリルの採点法―低学年から自分で丸をつける方法を教える 44

第2章 「点」ではなく「面」で見る
――子どもを見る
実践! 「子どもウォッチング」のすすめ 48
子どもを「点」ではなく「面」で見る 51
事件は「休み時間の終わり」か「掃除時間」に起きている 55
子どもから信頼を得るための「三回の法則」 59
子どもを変えるのは難しくない? 62
子どもは三日で変わる可能性をもっている! 65
自信をもつと、子どもは自ら変わっていく 70
グループの輪に入っていけない子どもがいたら…… 73
子どもを「見る」ヒントを子どもにもらう 77
子どもだって、教師を見ている 80

第3章 ほめるための仕組みをつくる
――ほめる・叱る
子どもが変身するほめ方とは 86
クラスが動く「ほめ方の三段ロケット」 89
一定の基準をもって子どもを叱る 93
叱り方も「使い分け」が大切 97
子どもを叱るべきとき、叱ってはいけないとき 100
机間指導をするときの意外な注意点 103
誰かが忘れ物をしたときは…… 106
自分の姿は、自分が一番見えていない? 110
子どもを変えるヒントは身近なところに 112

第4章 一人の子どもに変化を起こす
――変化を広げる
「一人の変化」が「クラスの変化」を起こす 116
学級づくりと授業づくりは同時進行で 120
「発表できない子ども」に変化を起こす 123
「話を聞けない子ども」に変化を起こす 126
「話すのが苦手な子ども」に変化を起こす 129
「考える練習」で変化を起こす 132
手の挙げ方は子どもの自信のバロメーター 135
二度目、三度目のチャンスを与えて変化を見る 138
「子どもの問い」から授業をつくる 142
「素直な反応」から授業をつくる 148
小数や分数を身近な人にたとえてみると? 152

第5章 保護者と一緒に変化を起こす
――周りを巻き込む
保護者を巻き込むのも一つの方法 156
小学校は人間関係を学ぶ最高の環境 159
教師と保護者が一緒に子どもを育てる 162
夏休み前、私が必ず保護者にお願いしておくこと 165
「うちの子は三日坊主なんです」と言う保護者へ 168
家庭でも「考える力」を身につけることはできる 172

おわりに 176
目次
はじめに 1

第1章 子どもが変わる最初の一歩
――仕掛けて、待つ
「子どもが自分で考える場」をつくる教師の仕掛け 12
最初は、あえてあいまいな指示を出す 16
友達の「いいところ」を見つける子に育てるために 21
「人づき合いは、見方一つでガラリと変わる」 24
子どもたちへの「根回し?」も教師の仕事 28
「男女の壁をなくす」ことのすごい効果 32
子どもがつくったルールでクラスを動かす 36
ワクワクするモチベーションを生かす 39
日記の見方―返事を要するものはお泊まりさせない 41
ドリルの採点法―低学年から自分で丸をつける方法を教える 44

第2章 「点」ではなく「面」で見る
――子どもを見る
実践! 「子どもウォッチング」のすすめ 48
子どもを「点」ではなく「面」で見る 51
事件は「休み時間の終わり」か「掃除時間」に起きている 55
子どもから信頼を得るための「三回の法則」 59
子どもを変えるのは難しくない? 62
子どもは三日で変わる可能性をもっている! 65
自信をもつと、子どもは自ら変わっていく 70
グループの輪に入っていけない子どもがいたら…… 73
子どもを「見る」ヒントを子どもにもらう 77
子どもだって、教師を見ている 80

第3章 ほめるための仕組みをつくる
――ほめる・叱る
子どもが変身するほめ方とは 86
クラスが動く「ほめ方の三段ロケット」 89
一定の基準をもって子どもを叱る 93
叱り方も「使い分け」が大切 97
子どもを叱るべきとき、叱ってはいけないとき 100
机間指導をするときの意外な注意点 103
誰かが忘れ物をしたときは…… 106
自分の姿は、自分が一番見えていない? 110
子どもを変えるヒントは身近なところに 112

第4章 一人の子どもに変化を起こす
――変化を広げる
「一人の変化」が「クラスの変化」を起こす 116
学級づくりと授業づくりは同時進行で 120
「発表できない子ども」に変化を起こす 123
「話を聞けない子ども」に変化を起こす 126
「話すのが苦手な子ども」に変化を起こす 129
「考える練習」で変化を起こす 132
手の挙げ方は子どもの自信のバロメーター 135
二度目、三度目のチャンスを与えて変化を見る 138
「子どもの問い」から授業をつくる 142
「素直な反応」から授業をつくる 148
小数や分数を身近な人にたとえてみると? 152

第5章 保護者と一緒に変化を起こす
――周りを巻き込む
保護者を巻き込むのも一つの方法 156
小学校は人間関係を学ぶ最高の環境 159
教師と保護者が一緒に子どもを育てる 162
夏休み前、私が必ず保護者にお願いしておくこと 165
「うちの子は三日坊主なんです」と言う保護者へ 168
家庭でも「考える力」を身につけることはできる 172

おわりに 176
著者プロフィール
田中 博史
筑波大学附属小学校教諭
1958年山口県生まれ。1982年山口大学教育学部卒業、同年より山口県内公立小学校3校の教諭を経て1991年より現職。専門は算数教育、授業研究、学級経営、教師教育。人間発達科学では学術修士。筑波大学人間学群教育学類非常勤講師・共愛学園前橋国際大学非常勤講師・全国算数授業研究会会長・基幹学力研究会代表・日本数学教育学会出版部幹事・学校図書教科書「小学校算数」監修委員。また元NHK学校放送番組企画委員として算数番組「かんじるさんすう1・2・3」「わかる算数6年生」NHK総合テレビ「課外授業ようこそ先輩」などの企画及び出演
[2015年2月現在]